【マウンテンビュー、カリフォルニア・AP通信】 グーグルの本社がある、郊外の豊かな町、マウンテンビュー。その同じ町で、テス・サルダナは、混みあって窮屈なキャンプカーを道に止め、小ぎれいにして暮らしている。 「お世辞にもいい住まいとは言えないわ」とサルダナは言う。だが、これは特段珍しい話ではない。警察に移動を命じられるまで、マウンテンビューのスーパー「ターゲット」と高級マンションの間の並木通りには、1ダースを超えるキャンプカーが並んでいた。中には、家賃を払えない人たちが大勢生活していたのである。 15ドルのアボカドの炭火焼を食べて、1,000ドルのiPhone Xをポンと買える若い資産家がいる一方で、家に住めない家庭は数千世帯にのぼる。ホームレス支援団体や市の職員も、ハイテクブームの影で起こっているこの現象に対して、まったくひどい話だと口をそろえる。ホームレスの多くには定職があり、こうした資
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