京都市職員措置請求書 2003年10月24日 1.請求の趣旨 この8月7日、財団法人モラロジー研究所の主催で、「第40回教育者研究会」(以下「研究会」)が京都市で開催された。この研究会に対して、京都市教育委員会が後援決定をしただけではなく、京都市教育委員会教育長の門川大作氏が、祝辞と1時間10分にも及ぶ講演を行った。 ところが、この研究会の開催目的として、憲法や教育基本法を否定した挨拶文が主催者から事前に公表されていたことから、多くの市民・組合・政党・学者グループなどから、後援決定を取り消し、教育長の講演を中止するようにとの申し入れが寄せられたが、京都市教委・ 京都市教育長はそうした抗議の声を無視したのである。 財団法人モラロジー研究所の廣池幹堂理事長による主催者挨拶文では、 「戦前の行き過ぎた国家主義教育の反省と自由と民主主義の履き違えから、家庭と国家を否定する教育に加えて自虐的