ムカつく相手はネットで写真公開、校門前で威嚇 大津いじめ自殺事件とネット社会の病理 いじめたヤツをいじめる、この国よ 「加害者の人権をなぜ守るのか」事件のたびに巻き起こる議論だ。だが、いまネットに氾濫している書き込みは議論ですらない。「加害者は死んでいい」と主張して、反対者にも総攻撃を加えるのだ。 被害者祖母の声を聞こう 滋賀県大津市で起きた中学2年生いじめ自殺事件。被害者の少年(13歳)の祖父母は市内で銭湯を営んでいる。いじめの加害者に恐喝されたカネの大半は、孫かわいさで祖父母が渡したものだと言われる。 地域に唯一残された銭湯の番台に座る祖母は、言葉少なにこう語った。 「近所の人は大変やなって心配してくれるけど、こうやって商売しないと生活でけへんから、仕方なしや。(マスコミには)なんにも言うなと言われてる。 先生がな・・・・・・、知っててな・・・・・・、なんであんなかわいそうなことに・・