マタギ文化を滅ぼす環境保護団体 行き過ぎた環境保護? エベレストや富士山の清掃登山などで有名な野口健氏が、日経新聞の土曜夕刊に「ガイア礼賛」というコラムを連載しています。 10月28日のコラムを読んで、白神山地が世界遺産に指定された後、環境保護団体の運動により去年から白神でのマタギの狩猟まで禁止されてしまったことを知り、ため息が出てしまいました。 同様の内容の記事が2006年7月3日の毎日新聞にも載っていたようなので、紹介しておきます。 毎年、マタギの方々と白神山地を歩く。彼らの自然との接し方こそが環境問題を考える上で大きなヒントになるからだ。白神山地が世界遺産となり環境保護が謳(うた)われると、クマや山菜をとるマタギの存在が環境破壊だと非難する団体が現れた。確かにマタギはクマなどを狩猟してきた。しかし、彼らは必要な分だけとる。山菜も根っこを残し広範囲から少しずつ採取する。白神山地の恵みを