2005年11月21日のブックマーク (1件)

  • 「雪道」

    RPG030『雪道』に打ちのめされる。 ああ、ゲームにはこんなことができたのか。 それを思った。 ゲームであることが、RPGなるシステムが、そのまま『表現』になろうとしている。 ただ一人、雪道を歩く女の孤独、寂寥、寒さ、苛酷さ。 それが、ゲームバランスを通じてひしひしと伝わってくる/読み取ることができる。 女が雪を踏みしめる音を、俺はもう忘れられない。 ざっく ざっく ざっく。 女が、一人雪道を歩いている。 道は先が知れず 暗く 冷たく 危うい。 得体の知れないまぬけ面の化物が襲いかかってくる。 倒さずには進めない。 後に引くことはかなわない。 女は自らの命をかきけずりながら、生き残るための力を手に入れる。 女の命をか細く繋ぐのは、ほのかなマッチの灯火。 かまくら。 自販機の灯り。 ここには誰もいない。一人きりだ。 雪を踏みしめる音だけが響く。 雪道はどこまでもどこまでも続く。

    palsy
    palsy 2005/11/21
    すごくやりたいですがOSXに対応してなーい……。