ビデオゲームの語り部たち 第9部:「ファイティングバイパーズ」に魅せられた武井幹夫氏のゲームセンター人生と「ゲームインみとや鶯谷店」の閉店 ライター:黒川文雄 この連載でも何度か書いているように,筆者はかつてセガ・エンタープライゼス(当時)で,ゲームの宣伝業務に関わっていた。 その中で出会ったタイトルは,「バーチャファイター」を筆頭にいくつもあるが,セガを辞める直前まで関わっていた格闘ゲーム「ファイティングバイパーズ」への想いはいまだに強い。 開発の過程を近くで見ていたことに加え,当時まだ珍しかったゲーム内でのタイアップ広告で日本ペプシコーラ(当時)と折衝し,隠しキャラクターとして「ペプシマン」を登場させたことによって,広告効果のステージを変えたという自負があるからだ。 「ファイティングバイパーズ」 画像は2012年にリリースされたPS3・Xbox 360向けの「ファイティングバイパーズ」