ご存知のとおり、Snow Leopardにはクライアント版(通常版)とサーバ版の2種類が存在する。後者はカーネルなど一部機能がサーバ用途に最適化されているが、両者のOSとしての構造に大きな違いはなく、APIおよびアプリケーションレベルでの互換性はほぼ満たされていると言っていい。 両者の大きな違いは、サーバ機能の有無にある。たとえば、iCalサーバやWikiサーバはサーバ版にしか提供されない。ワークグループマネージャ(Workgroup Manager.app)やサーバ管理(Server Admin.app)といった管理ユーティリティは、クライアント版にインストールしてリモート管理に利用できるので、根本的な違いとはならない。 サーバ機能といえば、VPNサーバの有無は両者の大きな違いといえるかもしれない。外出先から職場や自宅のMacへ安全にログインしようとすれば、VPNサーバの設置は不可欠だ。
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