ストレス管理法を学ぶのは、仕事が一段落してからにするつもりだ 愛する人たちと一緒に過ごすのは、もう少し暇になるまでお預けにするつもりだ 生活の質を改善するのは、忙しい時期が終わるのを待ってからにするつもりだ 『ストレスフリーの時間術 ──イライラ、ヘトヘトを元気いっぱいに変える法』(リタ・エメット著、桑名真弓訳、日本経済新聞出版社)の著者は、上記の質問にひとつでも「はい」と答えたら、その人は楽しく生きることをぐずぐずと後回しにしていると断言します。しかし、そうはいっても時間を見つけることはそれほど楽ではありません。 だからこそ、本書ではさまざまな観点からストレス解消法が紹介されているわけです。そしてポイントは、ストレス軽減に対して大きな影響力を及ぼしている「あなたなりの時間管理術をいかに改善するか」に焦点を合わせている点。 第3章「完璧主義をやめよう」からいくつかを引き出してみます。100