きょう14日は、鉄道記念日。明治5年に新橋−横浜間が開通してから137年の歳月が流れたが、ファンの数も他の交通機関を圧している(正確に数えた人はいないだろうが)。一昔前までは駅でカメラをぶら下げていたのは、オタク系男子がほとんどだったが、いまや「鉄女」と呼ばれる女性も結構いる。 ▼鉄道ファンといってもさまざまな流派があるそうだ。鉄道の旅を楽しむ「乗り鉄」から、時刻表を隅から隅まで精読する「読み鉄」、車内放送や走行音を録音する「録(と)り鉄」、駅弁を肴(さかな)に一杯ひっかける「呑(の)み鉄」まで数限りない。 ▼中でも一大勢力を築いているのが、高価な一眼レフと脚立を携えて全国各地を飛び回り、SLや特急の雄姿を撮影する「撮り鉄」だ。今をときめく前原誠司国土交通相は、「撮り鉄」の長いキャリアを持ち、作品がSLカレンダーに採用されたほどの腕前だとか。 ▼そんな前原氏にとって建設行政だけでなく、交通