篠原 匡 ニューヨーク支局長 日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。 この著者の記事を見る
日本では昔から「水と安全はタダ」といわれてきました。安全はともかく,水道料金は他の公共料金と比較してかなり安く,コスト管理ではその重要性が疎(おろそ)かにされている面があるようです。 今日は「水」を会社の重要戦略として位置づけているG社への訪問です。質問魔である筆者を敬遠する企業が多い中で,G社の技術者であるW氏は筆者をいつも歓待してくれます。 水まわりがコスト管理にどれほど重要であるかを教えてくれたのも,W氏でした。 G社では,水に巨大な圧力をかけ,ジェット水流で材料を切断する機械装置を使用しています。水力発電のように膨大な流量を必要とせずに,水に圧力をかけることによって力学的エネルギーへと転換させる工法です。 「タカダ先生,水というのは圧力や流量以外に,水質維持や貯水などによって価値を高めるため,相応のコストを投入して生み出されているのを,ご存じですか?」 いえ,恥ずかしながら,よく知
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