ストレージクラスメモリは高速かつ不揮発性という特徴があるが、まだ高価で容量は少ない。どのような使い方がベストなのか。ストレージクラスメモリの特性とサプライヤーの製品戦略を見てみよう。 前編(Computer Weekly日本語版 6月20日号掲載)では、3種類(Z-NAND、3D XPoint、MRAM)のストレージクラスメモリ(SCM)について解説した。 後編では、SCMをシステムにどのように適用するのか、どのような効果が得られるのかを解説し、SCMサプライヤーとその製品を紹介する。 SCMの適用 メディアの選択肢が増えたことで、ユーザーもアプライアンスのサプライヤーも、幅広い展開オプションを利用できるようになった。 より高価で容量が小さい製品は、ホストまたはストレージアレイのキャッシュとして使用する機能を提供する。SCMをキャッシュとして使う場合、単にDRAMを使用する場合に比べて永続