電極を含めほぼすべてを樹脂で形成する全樹脂電池が量産に向かう。同電池を考案した慶應義塾大学・特任教授の堀江英明氏が、低コストの大量生産技術を確立するための会社を設立。共同開発先の樹脂メーカーである三洋化成工業が2019年2月に出資を決めた(図1)。子会社化し、同社自ら電池事業に取り組む。同電池は、設備投資額を従来の数十分の1に、材料コストは半減できるという。巨大な2次電池メーカーを駆逐する可能性を持つ。
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