ニューヨーク市内では昨年の12月15日から、新型コロナウイルスワクチンの接種が開始となりました。使えるワクチンは、当初はまだファイザー製のものだけ。医療従事者から接種が始まりましたが、まず初めは、いわゆるER(救急初療室)で勤務をする医療者、続いてICU(集中治療室)で勤務をする医療者が接種対象でした。 2週目に入り、新型コロナウイルス感染症の患者さんが入院する一般病棟で勤務する医療者が対象になり、ここで私に順番が回ってきました。12月21日のことです。病院からメールで順番が回ってきた旨を知らせる連絡があり、当時はまだ予約のウェブサイトがありませんでしたので、メールで返答をして予約確定。 接種が開始してまだ1週間。早く接種を受けたいと、ワクチンの接種会場には接種を待つ医療者で長蛇の列ができていました。 受け付けを済ませた後、問診票が渡され、ワクチンの有効性と副反応についての説明を読みました
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