[30日 ロイター] - 米ニューヨーク市のイェシーバー大学の研究者らが、サッカーのヘディングの回数と脳損傷に関連性がみられるとの研究結果を、放射線学の専門誌に発表した。 同研究では、過去1年間にサッカーのアマチュア選手37人の脳を拡散テンソル画像(DTI)を使って調べたところ、白質に微小な変化がみられたという。MRI(磁気共鳴画像装置)では異常は確認できなかった。 発表した論文の主な執筆者であるマイケル・リプトン博士によると、ヘディングを年間800―1500回以上行った場合、脳への異常が確認でき、1800回を超えると記憶機能に変化が表れたという。 ただ、リプトン博士は今回だけで結論を出すには早過ぎるとし、今後も研究を続けていくと語った。