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ブックマーク / psichiatra.blogspot.com (1)

  • プラセボ薬の凄さ

    プラセボ薬というのは、「物の薬のような外見をしているが、薬としての成分はまったく入っていないもの」である。精神科患者の中には、とにかく薬が欲しくてたまらない、という人が時どきいる。 看護観察では非常によく寝ているような人が、眠れないから薬を増やして欲しいと言う。心電図では何の異常もない人が、胸が苦しくてたまらないからなにか薬をくれと訴える。頭が痛いからと何度も頭部CTを撮りたがり、頭痛がおさまる薬がないと生活できないと嘆く。腹部診察でもCTでもまったく異常がないのに、腹が痛くて眠れないから薬を出してとうめく。多量の安定剤を飲みながらも、イライラが止まらないからもっと薬を飲みたいと要求する。そんな感じで、何でもかんでも薬で治そうとやっきになっている人たちがいる。 こういうときに、言われたとおりに薬を出していたら、その人が薬漬けになってしまう。実際に、胃薬を3種類、鎮痛薬を2種類といった具合

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