認知症やその疑いがあって行方不明となる人が年間およそ1万人に上っている問題で、無事、保護されたものの認知症のため身元がわからず7年間、群馬県内の施設で暮らし続けている女性について、NHKが11日番組で放送したことをきっかけに12日夫が面会し、東京の67歳の女性と確認されました。 この女性については下着に名前が書かれているなど多くの手がかりがありましたが、7年もの間、身元不明のままでした。 認知症やその疑いがあり、徘徊などで行方不明になっている人が全国で年間およそ1万人に上っている問題で、NHKが全国の自治体などを取材した結果、無事、保護されたものの認知症のため名前や住所などの身元がわからず、施設などで今も暮らしている人が4月1日時点で少なくとも4人いました。 このうち平成19年に、群馬県館林市で保護された後、身元がわからないまま7年間、介護施設で暮らし続けている女性について、11日NHKス