この答えは「ノー」だ。上述のように、昔すでにゲームセンターのゲーム機で採用された技術の延長線上にあるものだ。なので、あまり目新しさは感じられない。 昔に流行った業務用のVRゲーム機は、レーシングゲームや飛行操縦ゲームなどであった。ヘッドマウントディスプレイを頭にかぶって、ハンドルを握り、フリーウェイをものすごい速さで走り、他車をどんどん抜いていき、爽快な気分になる、あるいは、飛行機を操縦し、パイロット気分になって悦に入ったものである。 プレステVRの方が、こうした20年前の業務用VRゲーム機よりも、格段に技術面での進歩を遂げていることは、当たり前といえば当たり前だ。 例えば、フリーウェイで車の助手席に乗り、ギャング団と銃撃戦をするというゲームがある。 プレステVRの良さは、上、下、右、左という360度空間がプレイヤーの頭の動きに滑らかに反応し、高精細の鮮明な画像を見ることができる(体験する