19日、神奈川県横須賀市の砂浜に、およそ80キロ、末端価格にして48億円分のコカインが入ったリュックサックが流れ着いているのが見つかり、警察は、密売グループが海上での受け渡しに失敗したものとみています。 警察によりますと、今回、密売グループが失敗したとみられている受け渡しの手口は、「瀬取り」と呼ばれているということです。 19日午前5時半ごろ、横須賀市長井の砂浜にリュックサックが4つ流れ着いているのを近くの住民が見つけ、警察に届け出ました。警察が調べたところ、アルミホイルと袋で包まれた78個の白い粉の塊、合わせておよそ80キロが入っていて、鑑定の結果、いずれもコカインと確認されました。 末端価格にしておよそ48億円分で、国内で見つかったコカインの量としては過去最多とみられます。リュックサックは、いずれも防水テープで巻かれ、浮きの役割をしたとみられる空の容器と、目印とみられる蛍光物質を使った