「魔法をかける編集」出版記念イベントを振り返りながら各地で皆さんが言ってくれる「勇気をもらった」って言葉について考える。 東京ローカルの情報=日本のスタンダードだと考えるのはおかしい。 自分たちには自分たちのスタンダードがある。 皆さんはそのことを切実に僕に伝えてくれたんだと思う。 情報が手に入りやすいというのを超えて、もはや情報過多な世の中で、いつまでも四大紙だ五大紙だと言ってる場合じゃない。 秋田の人は秋田魁新報を、長野の人は信濃毎日を、神戸なら神戸新聞を読めばいい。外の情報はネットに溢れてる。 今の世の中、井の中の蛙になることの方がよっぽど難しいし、価値がある。そういう意味で、不二越会長の「富山で生まれた人は極力採らない」発言は、古い考え方がぽろり出ちゃったんだなと思ってなんだかいたたまれない気持ち。 若者よ、堂々と井の中の蛙たれ。 その先にあるグローバルに手が触れるまで。
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