9月3日のニューヨークタイムズによれば、アメリカの保守層と宗教界は、ユネスコが発行を予定している『性教育ガイドライン』の原稿を攻撃し続けている。 『性教育ガイドライン』は、若者のHIV感染などの対策に役立てるため、ユネスコUNESCOが、2年間かけて、WHOやユニセフUNICEFと共同ですすめてきた。 ユネスコの担当者は「15歳から24歳のわずか40%しか、性に関する正確な知識を持っていません。この本の目的は、若者の命を救うための知識や情報を知らせることです」と語る。 この背景に、以下のような事実をあげる。 ①10歳から24歳の人々のうち、新たに性感染症にかかったケースは少なくとも1億1100万にのぼる ②出産した女性の10人に1人は10代の少女である ③15歳から19歳までの少女の440万人が妊娠中絶をした 一方、保守層は、編集段階から、「詳細すぎる」「世界の異なった国に流すには情報が画