ブックマーク / science.srad.jp (5)

  • 近畿大学、ウナギの完全養殖に成功 | スラド サイエンス

    経済新聞の記事によると、近畿大学水産研究所が26日、ウナギの完全養殖に成功したと発表したそうだ。卵から人の手で育てた稚魚を親にし、その親からとれた卵をふ化させたという。 近畿大学水産研究所では過去に採卵・ふ化には成功したものの、仔魚が餌をべるまでには至らず、今回の研究を 2019 年に再開するまで中断していたという (ニュースリリース)。 ウナギの完全養殖は 2010 年に水産機構が成功しているが、実用的なコストでの大量生産には至っていない。今回の研究では水産機構が開発・公表している技術情報を用い、2019 年 9 月に人工ふ化に成功。人工ふ化したウナギの雌雄を親魚とするため、2022 年 9 月から人為的に成熟を促進する催塾を行ったところ 2023 年 7 月 5 日に受精卵が得られ、翌 6 日にふ化して完全養殖に成功した。 最初の受精卵からふ化した仔魚は 10 月 18 日時点で

  • 「虚数とかいつ使うんだよ」に対し、セガがゲームに使うと社内の数学資料公開 | スラド サイエンス

    セガが15日に社内勉強会用の数学資料を公開したそうなのだが、その内容が話題となっている模様。セガの技術ブログで公開されたもので、タイトルは「基礎線形代数講座」(Twitterセガ公式アカウント、SEGA TECH BLOG、ねとらぼ)。 この資料は、2020年に有志で行われていた数学の勉強会で使用されていたものだそうで、高校数学から大学初年度で学ぶ線形代数までを学び直す目的で作られたものだとのこと。セガの公式Twitter

  • 房総半島沖水深6,000m付近の海底に大量のプラスチックごみ | スラド サイエンス

    JAMSTECの海洋プラスチック動態研究グループの調査によると、房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の深海平原に大量のプラスチックごみが集積しているそうだ(プレスリリース、 論文)。 海洋に流出するプラスチックごみのうち海面に浮かぶ量は4%程度に過ぎず、深海底が最終的な集積地と考えられているが、その実態はよくわかっていなかった。海洋プラスチックごみの約半分は日を含む東アジアや東南アジアから漏出しており、その一部は黒潮に乗って日近海を北上する。そのため、海流が大きく渦を巻いて循環する四国沖の「黒潮・再循環域」と房総半島沖の「黒潮続流・再循環域」では、運ばれてきたプラスチックごみが渦に巻き込まれて集積・沈降し、海底に巨大なごみだまりが形成されていると予想されていたという。 今回の研究では、2019年9月に有人潜水調査船「しんかい6500」で黒潮続流・再循環域直下の深海平原を調査

  • 日本学術会議、軍事研究禁止声明を総会での審議を経ずに強行決定 | スラド サイエンス

    近年、再び学術と軍事が接近しつつある中、われわれは、大学等の研究機関における軍事的安全保障研究、すなわち、軍事的な手段による国家の安全保障にかかわる研究が、学問の自由及び学術の健全な発展と緊張関係にあることをここに確認し、上記2つの声明を継承する。 とされており、「研究の入り口で研究資金の出所等に関する慎重な判断が求められる」などと記されている。 軍事研究に関しては総会での審議も提案されていたが、総会での紛糾を懸念して幹事会での決定になったという。今回の声明に対しては、防衛省の「安全保障技術研究推進制度」などの助成制度への応募に影響が出るのでは無いかとの懸念も出ている。

    日本学術会議、軍事研究禁止声明を総会での審議を経ずに強行決定 | スラド サイエンス
  • 除草剤の有害性を発表した研究者、メーカーからさまざまな嫌がらせを受ける | スラド サイエンス

    米国で最も使用されている除草剤「アトラジン」がカエルの雌雄同体化を起こすことを発表したバークレー大学のTyrone Hayes教授に対し、このアトラジンを販売するシンジェンタ社が、さまざまな手段で教授への攻撃を行っていたことが話題になっている(slashdot、The New Yorker記事)。 Hayes教授が訴えるところによれば、カンファレンスで講演を行う際に見慣ぬ人につきまとわれたという。その人物は公演中にメモをとったりHayes教授が「まぬけ」だと思われるような質問を浴びせていたという。また、誰かに電子メールを読まれているのではないか、誰かが自分の評判を落とそうと攻撃を仕掛けているのではないかといった心配もあったそうだ。実際、Hayes教授を検索エンジンで検索すると、「Tyrone Hayesは信用できない」といった宣伝バナーが表示されていたという。 さらに、Hayes教授の研究

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