2013年3月24日のブックマーク (6件)

  • 成長物語くそくらえ - 石川博品『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』 - 魔王14歳の幸福な電波

    読んでよかったー! 「ライトノベルって何ができるの? 既存のジャンルを縮小再生産して萌えを振りかけた寄せ集めじゃないの?」って聞かれたら、今度からこの小説を突き出してやります! ひと昔も前、他のジャンルも読めるのにあえてライトノベルを読んでいたような時、私はきっとこういう作品を求めていたんだろうなと思います、ほんと。 最近は年に数冊しかライトノベルを読まなくなったので、私が作に出逢えたのは幸運な巡り合わせだったと思います。購入のきっかけになった紹介を書いてくれた人にはお礼を言いたいくらいなのですが、肝心な記事の在処が忘却の彼方なのが残念です。あ、あと物忘れのひどい私が積読状態の作のことを思い出して実際読むまでこぎ着けたのは、だいたいid:srpgloveさんの不定期なネルリ推しのおかげでだと思うので、こちらもお礼を言っておきます。どうもありがとうございました。 内容あらすじ。ソヴィエト

    成長物語くそくらえ - 石川博品『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 制約だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ

    制約:「桃」「おじいさん」「おばあさん」「犬」「猿」「キジ」「鬼」「きびだんご」「山」「柴刈り」「川」「洗濯」「どんぶらこ」「日一」「家来」「宝」の使用禁止 昔々、あるところに高齢の男性と高齢の女性が住んでいました。高齢の男性が周囲より標高の高い地形へ剪定作業に、高齢の女性が細長い地形に絶えず水が流れる場所で衣類の汚れを排除していると、上流から大きな学名Amygdalus persicaが大仰な擬音と共に流れてきました。 「こんなに大きなAmygdalus persicaは見たことないわ。これは良いみやげになるわね」 高齢の女性はその時折お尻の隠喩として使われる果物を持ち帰り高齢の男性と二人で割ってみると、中から元気のいい男の子の赤ん坊が飛び出して来ました。子供がいなかった高齢の男性と高齢の女性は大喜び。シロップ漬けの缶詰にすると美味しいそれから生まれた子供だったので、それらしい名前を付

    制約だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ
    paralysedinside
    paralysedinside 2013/03/24
    文体練習かと思ったら斜め上だった
  • オタクと形而上学(旧:山中芸大日記) エリートいかに生くべきか――ライトノベル『耳刈ネルリ』シリーズ

    明日はふたたび院試のため外泊につき更新はお休みです。 ところで、検索ワード『昨日は彼女も恋してた』でこのブログに来る人が結構多く、実際Google検索ではこのブログが上位に来るのですが、なぜでしょう。肝心なところのネタバレや考察は何も書いていないのに…… さて、今回もライトノベルです。これも語ろうと思うと難物なのですが… 舞台は旧ソ連をモデルにした、「中央活動委員会」の統括する「活動体連邦」で、この連邦内には268の王国や活動自治体が含まれています。自治を認められた「王国」に対し、中央直轄の地は「地」と呼ばれます。 第八高校(通称:八高)は元々、「王国」の王族のための学校で、地民に解放されている現在でも王族の多くが進学する学校です。そんな八高にこのたび入学するレイチ・レイーチイチ(語り手)は、中央活動委員である父のコネで入学した地民。そんな彼が入学早々に出会った同級生が、シャーリック

  • オタクと形而上学(旧:山中芸大日記) 『耳刈ネルリ』再論――政治的コミットメントの観点から

    とりあえず寝ていればあまり腹も減らないのであって、寝てばかりいるのはエネルギー不足に対する身体の防衛反応か、等と思いつつ。 ちなみに、講義室には当然ながらエアコンが入っていますが、我が家はまだエアコンのスイッチを入れないで過ごしています。 ~~~ さて今回は、それこそこのテーマなら『君が衛生兵で歩兵が俺で』の話に続けてやれば等と思いつつ、何度か取り上げてきたライトノベル『耳刈ネルリ』シリーズの話を再びです。 まず、作の舞台は確かに旧ソ連をモデルにしていて、それは風土や人名、あるいは政治機関の名前が「委員会」であること等に端的に表れていますが(ネルリのシャーリックの王国のモデルがモンゴル帝国であるのは作者も明言するところですし)、しかし注意すべきは、必ずしも旧ソ連=スターリニズムではないということです。 計画経済などの行われている気配はありませんし、カリスマ的独裁者の存在や個人崇拝の影もあ

  • 若い男性の性的目線と、オッサンの性的目線の違い

    http://anond.hatelabo.jp/20130323124047 職場の20代男性とオッサンを見ている20代女性として、両者の違いを考えてみた。 オッサンは、格好よく見られることを投げている若い男性ほどかっこつけだ。 仕事についての知識や経験が上回っていることをアピールしてくるプレゼンなど、目立つ仕事ですごく張り切る女性社員が「こういう男性が好き」と言うと、すかさず「それ俺もやるよ!」アピールクラス対抗リレーで張り切る男子小学生と、ノリはあまり変わらない。 積極的にモテようとしてない男性でも、 女性社員から「キモイ」と思われるのがとても怖い目立つ仕事では、ダサいところを見せたくないというプレッシャーが数十倍かかるこんな形で人目を気にしている。 これを気にしなくなるのがオッサン。 若い女性社員に気持ち悪いことを言って「キモイ!」と思われても平気。 「ゲェーッ」という顔をされても

    若い男性の性的目線と、オッサンの性的目線の違い
  • 電王戦第1局

    ブログは下記URLに引っ越しました。 https://www.toyama-shogi.com/ 日将棋連盟棋士。 電王戦第1局は阿部光四段が習甦に勝ち、まずは人間側が1勝としました。 内容的には、コンピューター将棋の仕掛けを阿部四段が咎め、丁寧な受けから早い反撃で勝ち切りました。 パーフェクトと言っていい内容で、素晴らしい将棋でした。 終局後の記者会見は将棋会館で棋士数名と観ていました。 その中で阿部四段が 「順位戦が終わった翌日(3月6日)からほぼ毎日持ち時間4時間で指していた。普通にやると1日が終わるので、早起きをして1日に2局指すこともあった。」 という趣旨の発言があり、その努力ぶりに観ていた棋士全員の背筋が伸びました。 阿部四段は記録的なスピードで四段昇段を果たしていて、豊かな才能は間違いありませんが、見えないところでの努力のすごさを垣間見た気もしました。 この将棋もある程度想

    電王戦第1局