三嶋大社「吉備真備囲碁の図」その他に関しまして補足させていただきます。 まず、吉備真備ですがご存じの様に、吉備真備は奈良時代の漢学者であり2度の遣唐使として中国に渡り、無事日本に帰国し様々な書物を持ち帰っております。 真備には入唐時代における色々な伝説が残されております。 →「吉備大臣入唐絵巻」で検索してみてください。 その中の囲碁の試合が右の入唐絵巻の中の図です。(部分拡大してあります。) 中国の囲碁名人との試合です。負ければ真備は殺されるという生死のかかった試合ですが、囲碁を知らなかった真備が阿倍仲麻呂の霊(鬼ともいわれる)の指導により1目勝ち(碁石を飲み込んで)をしたとあります。絵図から両者の必死の形相がわかります。 左図が三嶋大社の彫刻「吉備真備囲碁の図」です。 相手が囲碁名人ではなく玄宗皇帝のようです(私見ですが)。右側に居る女性の指導で真備が勝利したとの話もあります。隣の女