アップルコンピュータの「iPod」やソニーの「ウォークマン」をはじめとする携帯音楽プレーヤーの普及でイヤホン&ヘッドホンが注目を集めている。特に密閉型インナーイヤーヘッドホン(カナル型)の人気が高い。カナル型は海外メーカー製が中心だったが、最近では日本メーカー製も徐々に増えてきている。 そこにソニーから1万2390円の密閉型インナーイヤーヘッドホン「MDR-EX90SL」(以下EX90SL)が登場した。独特の形状と、“EXモ二ター”というキャッチフレーズの通り、スタジオモニター用(プロフェッショナル用途)でも使える高音質を実現したのが特徴のモデルだ。また、高音質を実現するため、通常の2〜3倍も多くの音響調整部品を採用したり、一つひとつ手作業による音質調整など、こだわりが満載のイヤホンになっている。 今回はEX90SLのこだわりや、ソニーのイヤホン開発の裏側を探るべくインタビューを行った。話