熊本県益城町で、地震で崩れた住宅に一時閉じ込められた家族が、LINEで助けを求め、駆けつけた知人や消防団の人たちに助け出されていたことが分かりました。 西村さん一家は、高さ60センチほどの隙間に寝転がって救助を待ち、長男で大学生の大樹さん(19)が、LINEで「いえのしたじきになりました!」、「たすけてください!」と助けを求めるメッセージを発信したということです。 このメッセージに知人らが反応し、「息は苦しくない?」、「がんばれ!」などと励ましの投稿をしたあと駆けつけ、消防団の人たちとともにおよそ1時間後に西村さん一家を助け出したということです。 大樹さんは「助かるにはこれしかないと思ったので、LINEに投稿しました。携帯電話がなかったら死んでいたかもしれないので、携帯電話が見つかっただけでもよかったです。助けられた命なので頑張って生きようと思います」と話しています。