キタシロサイのファトゥ(左)とナビレ。チェコのドブール・クラーロベ動物園で(2009年12月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/MICHAL CIZEK 【7月29日 AFP】チェコの動物園で27日、絶滅寸前のキタシロサイのうちの1頭、31歳の雌のナビレ(Nabire)が死んだ。ナビレの死により、世界で生き残っているキタシロサイはわずか4頭となった。 チェコ北部にあるドブール・クラーロベ動物園(Dvur Kralove Zoo)が28日に発表した声明によると、同動物園生まれのナビレは、嚢胞(のうほう)破裂の合併症で死んだ。 同動物園の園長は、「彼女(ナビレ)の死は、人間の非常識な強欲さによるサイの個体数の壊滅的な減少を象徴している」と述べた。 世界自然保護基金(WWF)によると、キタシロサイはその生息地であるアフリカにおいて角目当ての狩猟や密猟、さらには紛争などにより絶滅寸前に追い込まれ
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