グローバル人材を対象としたキャリアコンサルティングの仕事に携わる中山てつや氏の著書『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?』より一部を抜粋・再編集し、職場の人間関係にまつわる問題について解説する。 籠に乗る人、担ぐ人…あなたはどちらを選ぶ? 「籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」という格言を、聞いた方は多いと思います。 「世の中には階級・職業がさまざまあって、同じ人間でありながらその境遇に差のあることのたとえ。また、そのさまざまの人が、うまく社会を構成していることのたとえ」(出所:デジタル大辞泉)という意味で使われます。 人には、人それぞれ、自分に合った「落としどころ」が必ずあります。たとえ社内での評価が低くても、たとえ昇進できなくても、相性を超えたその先に、どこか必ず「落ち着く先」が存在します。 「籠」を、一部上場企業や一流企業、有名企業のような会社、組織として捉えることもできます。一