「震災直後は、明らかに価値観が変わったことを実感できた。でも、変わったはずなのに、時間が過ぎてみると従来通りの日常が戻り、従来通りに仕事をしている。そのことが妙に、漠然とした不安をかき立てるんです」 「自分の中の『変わった』という実感が日々遠のいていって。ひょっとしたら自分は大きな社会の変化の波についていってないのではないかという気がして。芥川龍之介流にいえば、『ぼんやりした不安』とでもいうんでしょうかね」 先日、企業の中間管理職の方たち数人と、いろいろとお話をさせていただいた時に、1人の男性がこうこぼした。 変わったはずなのに、変わっていない――。うん、何となくだが、彼の気持ちは分かる気がする。 例えば、買い物に行く。すると、訪れた先には震災前と大して変わらない光景が広がっている。一時は閑散としていた都内の百貨店に人があふれ、高級食材やブランド品を買う人、催事場の北海道展に列を連ねる人…
先日行われた毎日新聞の世論調査で、「強力なリーダーシップを持った政治指導者の出現を期待するか」という問いに対し、「期待する」と答えた人が74%もいたそうです。 しかし、すべてを首尾よく導いてくれるリーダーを求めておきながら、少しでも不満が出ると「この人にはリーダーシップが足りない」といってすぐに非協力的になったり、的はずれな批判をしてひきづりおろしたりするのはどうでしょうか。 リーダーの影響力はせいぜい1割か2割 組織には、メンバーを導くリーダーだけでなく、リーダーを支える人たちが必要です。 そんな存在は「フォロワー」と呼ばれますが、日本の組織論においてこの重要性が見落とされているような気がしてなりません。 実際、組織が円滑に動き、業績が順調に右上がりになるためには、リーダーの影響力はせいぜい1割から2割であり、残りの8割から9割はリーダーの下で働くフォロワーの力によるとして、「リーダーシ
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