震災4年 子どもたちの心に何が 3月6日 22時00分 東日本大震災の発生から4年。 仮設住宅などで避難生活を余儀なくされている人はことし2月の時点でおよそ23万人に上り、住まいや仕事を失って将来の見通しを持てずにいる人も少なくありません。 この4年、そうした厳しい環境で生きてきた子どもたちに、新たな心の異変が表れ始めていることが分かりました。 社会部の成田大輔記者、報道局の村石多佳子記者が解説します。 心が折れていく子どもたち 宮城県石巻市に住む小学3年生の達也くん(仮名)は自宅を津波で流され、3年余りにわたって仮設住宅で暮らしています。 もともとは穏やかな性格でしたが、母親によると、去年から変化が見え始めました。 自分の手をかんで傷つけるようになったほか、鉛筆もボロボロになるまでかんでしまうようになったのです。母親には「イライラするから、かむんだ」と話すといいます。 イライラの
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