おことわり筆者は小池百合子の支持者ではなく、また、アンチでもありません。感情として、好き、嫌いということもありません。このエントリーは前半が「女帝・小池百合子」の読書感想文です。そして、後半が都知事の資質を問うものです。 長いエントリーになってしまったので都知事選については最後の2節「豊洲移転の混乱の責任を取っていない」以降のみご覧いただければと思います。 『女帝・小池百合子』という本について 2020年7月5日の東京都知事選挙を巡って、この本がとても売れているそうです。話題になっているので読んでみました。 こちらの本は、ノンフィクションの体裁を取った、小説です。小説の主人公は早川玲子さんという女性。彼女は48年前、カイロ、エジプトに留学していました。その際、ルームメイトの女性の秘密を知ってしまいます。その後、ルームメイトは著名人となり権力の階段を登っていきます。このまま秘密を隠していてい