観客から笑い声以外の悲鳴などがあがったことで、思わぬ形でも注目を集めた今年の「R-1ぐらんぷり」。漫才コンビ「B&B」としてお笑い界の頂点を極め、2002年から06年まで「M-1グランプリ」でも審査員を務めた島田洋七さん(69)は今回の流れをどう見たのか。そこには、プロ中のプロしか語れない、騒動の“答え”がありました。 野球とバスケと柔道 「R-1」、しっかりと見ましたよ。ま、これは今年に限ったことではないけど、ホンマに「R-1」の審査は難しいわ。「M-1」やったら、もちろん漫才にもいろいろなパターンはあるとはいえ、基本的には2人がしゃべるだけやからね。 ただ「R-1」は何でもアリやから、審査員もどこをどう見て、どう評価したらいいのかがものすごく難しいと思いますよ。オレも「M-1」は5年間審査員をやったけど、もしオレに「R-1」の審査員をやってくれと言われたとしても、オレにはできんと思う。