イーグルスが日本選手権を制し、日本チャンピオンとなった。故郷の野球チームの日本一。心底嬉しい。 しかし、最後の最後に、イーグルス星野監督が前日160球投げていた田中を起用した事で、歓喜が随分と薄いものになってしまった。 誤解しないで欲しいが、投手の酷使を気にしているものではない。それはそれで、いかがなものかとは思う。けれども、「目先の勝利」と「各選手の永続性」のバランスは中々難しいのは否定しない。 そして、星野氏が、田中を酷使する事が「勝つ確率を高めるため」なのだったら、(非難する向きもあるだろうが)彼の仕事は「イーグルスを勝たせる事」なのだから、それはそれで納得できる。けれども、私が乗り切れないのは、「美馬や則本の方が抑える確率が高いのに、星野氏は大向こう受けを狙って田中を使った(ようにしか、私には見えなかった)」からだ。真剣勝負こそ、最高の娯楽のはずではないか。 ともあれ、素直に喜びを