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任天堂とDeNAの資本・業務提携をきっかけに、あることが囁かれ始めた。業績低下に苦しむ任天堂がスマホゲーム市場に転換し、ゲーム専用機事業を縮小するのではないか、というのだ。海外の大手通信社などは3~5年以内にゲーム専用機事業から撤退する、などと報じた。 任天堂は1983年の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」の発売以降、自社で開発したハードで自社開発のゲームソフトをプレイさせるという戦略を貫いてきた。しかし、国内の家庭用ゲーム市場が縮小を続けるなかで、スマホゲームは7000億円規模と家庭用ゲームの倍に成長し、任天堂もこれを無視できなくなった。スマホゲーム参入によって、従来の戦略が大きく転換することは間違いないのだ。 任天堂がスマホゲームに参入した理由は何か 任天堂とDeNAが資本・業務提携するきっかけとなったのは2010年6月、DeNAが任天堂に対し自社のソーシャルゲーム
「据え置きは消えていく運命なのだと思う」という意見も CLSAキャピタルパートナーズのアナリスト Jay Defibaugh氏がコメントしたもので、記事は任天堂の戦略の大転換を扱ったものだ。DeNAと資本・業務提携したことで任天堂株は18日に前日比21%高のストップ高となる1万7080円まで上昇し、また、投資銀行JefferiesのアナリストAtul Goyal氏は、任天堂の目標株価を1万2400円から3万円に引き上げ、これまでの「保有」から「買い」に変更したという。 投資家たちは任天堂に対しずっとスマホ市場に目を向けるように求めていて、やっと任天堂は重い腰を上げた形だ。これによって任天堂の業績が大きく回復することが見込まれるため、投資家たちから歓迎されている。一方、スマホゲームに戦略が移れば任天堂のゲームファンもそちらに流れるため、従来のゲーム機事業の売り上げがさらに下がることは必至であ
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