東工大が2024年度の入試から、一般入試の定員を削減し、定員100人ほどの「女子枠」を設置する予定だ。 これは、東工大の学生に占める女性比率が低いことを鑑みて、女性比率を増やし、多様性を確保しようとした試みだ。 女子枠は一般入試よりも科目数が少ない代わりに面接がある。また、一般入試との併願が出来、両方合格した場合は女子枠の合格が優先される。 これに対して、「女子枠の設置は男性受験生への差別である」という批判が一部から出ている。しかし、それは全くの誤りだ。 まず、一般入試の定員が減るのは、男女ともに変わらないのだから、完全に男女平等である。 次に、女子枠の設置によって男子が合格しにくくなることはない。むしろ、合格しやすくなっている。 まず、ある男子の入試の順位が、一般入試の定員に入った場合を考える。この場合、女子枠の有無とは関係なく、この男子は合格する。 続いて、順位が定員に入らなかった場合