飲食宅配代行サービス大手「ウーバーイーツ」が一部の地域で先行導入し、配達員から「水準の引き下げだ」との声があがっていた新たな報酬体系を10日から全国に広げることがわかった。配達員はウーバーの仕事を請け負う個人事業主で、労働法制でも保護されておらず、巨大プラットフォーム企業との力の差は大きい。一方的な変更に反発が強まっている。 【写真】ウーバー運転手、評価は「臭い」 激務でシャワーすら 新体系は3月1日から京都市と福岡市で、4月12日からは神奈川県と那覇市でも導入。配達員の労働組合「ウーバーイーツユニオン」は反発し、ウーバーなど事業者が「配達員との関係構築」を掲げて3月に発足させた「日本フードデリバリーサービス協会」に公開質問状を出していたが、ウーバーは対象地域の全国への拡大を決定。今月5日に「詳細な配達リクエスト内容の事前提示と新料金体系に関する案内」とするメールを配達員らに送り、通知した
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