第97回全国高校野球選手権大会決勝が20日、甲子園球場で行われ、東海大相模(神奈川)が仙台育英(宮城)を破り、1970年大会以来、45年ぶり2度目の優勝を飾った。6-6で迎えた9回、先頭で打席に立ったエースの小笠原が右中間に勝ち越しソロ。勢いに乗った東海大相模はこの回4点を奪い、10-6で競り勝った。一方、東北勢は春夏通じて11度目の決勝も勝てず、悲願の初Vはならなかった。 東海大相模は初回、1死二塁とチャンスを作り、杉崎がタイムリーツーベース。さらに、続く豊田もレフトへタイムリー。仙台育英の先発・佐藤世から2点を先制した。 一方、仙台育英はその裏、平沢のヒットなどで2死一、三塁とチャンスを作るも、百目木が一ゴロに倒れ、得点を奪えなかった。 3回、東海大相模は1死一、二塁として、磯網がレフトへタイムリー。長倉もレフトへの痛烈なタイムリーツーベースで続き、4点差に広げる。 その裏、仙