違法幹細胞治療、ロシアで野放し 2005年3月17日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年03月17日 モスクワ発――幹細胞治療については、世界の科学者たちがまだ研究だけを行なっている一方で、ロシアでは数十にのぼる医療施設やビューティーサロンなどが、成人や胚から採取した幹細胞を使って、しわ取りから、パーキンソン病、インポテンツに至るまで、あらゆる治療をすると宣伝している。 幹細胞はまだ研究段階にあり、幹細胞を使うと謳う治療は、患者の健康と財産を損なう結果になりかねないと科学者たちは警告している。しかも、ロシアでは違法な幹細胞治療に対する法的な規制が甘いため、患者が受ける注射に幹細胞が入っているのかどうかすら誰にもわからないという。 多発性硬化症に苦しむスベトラーナ・ガリイエワさんは、胚性幹細胞(ES細胞)を使った治療をしてくれるというクリニックを見つけたとき、そのチャン