ADHDの注意欠陥に著効するコンサータを成人に処方して良いのかどうかについては、成人発達障害当事者には非常に切実な思いであり、現に私は18歳以上と18歳以下のそれぞれに十数名の処方をしている。 コンサータは12歳までの「小児」として承認されており、13歳から18歳までも厳密には「適応外」になると私は思うが、私の処方は「適応外処方」であることは否定の仕様が無い。 コンサータは中身は物議をかもした「リタリン」と同じものであり、成分は覚せい剤に近い。実際「薬物依存者はコンサータのカプセルを砕いて焙りで使用することもあると聞いて私も驚いた。 徐放剤であるため、リタリンと比べれば退薬症状は弱いとはいえるが、依存性は確かにある。という意味では成人への処方は軽々にすべきでないというのが当然の見解であろう。 平成21年3月、私は沖縄での「コンサータ流通管理委員会」の研修に出損なったため、高い飛