フェラ・クティ(Fela Kuti、1938年10月15日 - 1997年8月2日)は、ナイジェリア出身のミュージシャン、政治活動家。サクソフォーン、ピアノなど複数の楽器を演奏するマルチミュージシャンで、アフロビートの創始者だった。息子のフェミ・クティ、シェウン・クティ、孫のメイド・クティもミュージシャンとして活動。 1938年、フェラ・ランサム=クティは、ナイジェリアのアベオクタに生まれる[1]。父は牧師兼教師でミュージシャンのキャノン・I・O・ランサム=クティ、母はナショナリズム運動家のフンミラヨ・ランサム=クティ(英語版)。他に兄と弟、妹が1人ずついる。経済的には中程度以上の家庭であり、両親の影響で若い頃には医学を学んでいたが、比較的早期に音楽への道を志すようになる。 1958年、ロンドンのトリニティ音楽大学に入学し、単身留学する。在学中にトランペットを習得し、友人たちと「フェラ・ア