世界的なバレエダンサーとして活躍し、東日本大震災の被災者をバレエで勇気づけるための公演を開いたことでも知られるフランスのシルヴィ・ギエムさんが、来年12月に引退することを発表しました。 これは、シルヴィ・ギエムさんの日本での公演を主催している公益財団法人日本舞台芸術振興会が14日に発表しました。それによりますと、ギエムさんは、来年12月に東京やヨーロッパ各地で予定されている公演を最後にダンサーを引退するということです。 シルヴィ・ギエムさんは49歳。史上最速の19歳でパリ・オペラ座バレエ団の最高位「エトワール」を務め、クラシックバレエからモダンバレエまで、優れた表現力で幅広く活躍を続けていて、「100年に1人の天才バレエダンサー」として世界に知られてきました。 初来日は16歳のときで、以来、日本で40回以上にわたって公演を行い、東日本大震災が発生した3年前は、被災地の人々をバレエで勇気づけ