ハナムグリとしては大型で、頭部は四角く、背面が平らになった形をしている。全身に緑褐色の金属光沢がある。この金属光沢はコレステリック液晶構造とよばれる構造によって作り出されている[2]。 飛行能力が優れている。飛び方が特徴的で、飛翔時に前翅(鞘翅)の外側を僅かに持ち上げる(鞘翅は結果的に内側に傾く)と、多くの甲虫のように開かなくても側面に隙間ができ、この状態で後翅を伸ばせるので、前翅を閉じたまま後翅を羽ばたいて飛ぶ。また、足場が無くても離陸できる。 腐熟した果実やクヌギ、コナラ、アキニレ、シラカシ、ヤナギ、アカメガシワなどの広葉樹の樹液を餌とし、これらの樹上を主たる生活の場とするため、滑り落ちたり引き剥がされたりしないように各脚の跗節の先端に2本の鋭い爪を持つ。樹液のにじみ出るところにはカブトムシやクワガタムシ、本種や近縁のハナムグリ類が多数集まるのが良く見られる。 姿はシロテンハナムグリな