GNU ddrescue(グヌー ディーディーレスキュー)は、主に不良セクタのあるハードディスクドライブ (HDD) からのデータの救出に使われる、UNIX上で動作するフリーソフトである。macOSでも動作する。開発者はAntonio Diaz(アントニオ・ディアス)。 ディスクの最初のセクタから順次コピーしていき、不良セクタに当たるとその箇所を飛ばして、最後に飛ばした箇所をまとめて読み出すため、不良セクタの再三の読み込みでディスクを傷める可能性が低く、また正常セクタを優先的に回収するために早期に多くのデータが回収できるという特徴がある。 回収ログはファイルに残るため、途中で中断しても前の場所から再開できる。ファイル情報を基にせずにセクタ単位でコピーするため、ファイルシステムに損傷が発生している場合などにも対応できる。また、回収元と保存先は(不良セクタ以外)まったく同一になるため、回収元を