妻夫木聡主演の映画「バンクーバーの朝日」が先日公開され、2週連続で4位にランクインするなど高い人気を維持している。安倍首相や高円宮妃殿下もこの映画を視聴されるなど、各方面で話題だ。 この「バンクーバーの朝日」は実際の話を元にした映画である。では、どういった話をなのだろうか。その内容を簡単に紹介しよう。 時は明治維新から20年が過ぎようとしていた頃、日本は想像以上に貧しく、明日の生活もままならない者も多かった。そこで政府は移民奨励策をとることになる。ちょうど時同じくして好景気に沸いたバンクーバー。 夢を追いかけ一旗あげようと者たちは自ずと海を渡り、そこに移り住んだ。このような経緯で日系1世となった彼らの子ども、つまり日系2世たちがこの話の主人公たちだ。 移民奨励策からいくらか年が経ち、バンクーバーにできた日本人街に定住する日系人が増えた頃、「子どもたちの野球クラブをつくろう」との提案がある者