「好き」をきっかけに生み出す、時代に求められているモノ。 2017.02.15 写真:小野広幸(ポートレート) 宇田川淳(静物) 文:吉田桂 脇坂 モノづくりの現場の方との対談連載も4回目。今回はオルガン針株式会社の戸谷豊さんがお相手です。 戸谷 初めてお会いしたのは中国の重慶でしたね。一緒に食事をしている時に脇坂さんが、工場の倉庫にあった残糸を見て「サイドスロープ」を始めた、と話していたのが印象的でした。 脇坂 ニットは糸が一本あればつくれるので、不要になった糸でも、僕にとっては「もったいない」んです。 戸谷 「もったいない」から始まるデザインって、なかなかないですね。 脇坂 昨年から日本のニット工場を回っているのですが、行くと必ず最新の機械を見せてくださるんです。でも僕は古い機械の方が気になって。最新の機能などなくても、その機械にしかつくれないものがあるから。 戸谷 私も最新設備や自動
この春は、“バンビ”に注目! ダンスカンパニー「The Bambiest」が発表する2つの新作とは? 2017.02.15 文:住吉智恵 “バンビ”の愛称で知られる「The Bambiest」は、アーティスティックディレクター菅沼伊万里が演出・振付から空間構成、映像、衣装、宣伝美術まで、全てを手がけるダンス・カンパニー。この3月、バンビたちが春の訪れを伝える2つの新作を発表します。 3月15日(水)は、東急プラザ銀座開業1周年「BLOOMING DAYS 1st ANNIVERSARY」のオープニングアクトに登場。同施設6階KIRIKO LOUNGEにて、ヴィジュアルデザインスタジオWOWによる、花びらが風に舞い踊る大型インスタレーションと連動したダンスパフォーマンスを繰り広げます。 3月24日(金)、25日(土)には、静岡県長泉町のクレマチスの丘にて、ヴァンジ彫刻庭園美術館開館15周年記
パッと見はスクールセーターとデニムパンツの爽やかで品のいいコーディネート。と思いきや、セーターのワッペンは極端に数が多く縫い付けられ、自らの重みに耐えられず下がってしまったように裾からはみ出ています。デニムパンツはウエストに共布のガチャベルトがつき、だらっと端が垂れ下がり、裾はボロっとほつれています。「ぶっ壊れたプレッピー」とでも言いたくなる、懐かしさと斬新さがミックスされた独特なフィーリング。「ダブレット(doublet)」は、コーデに一点取り入れるだけで着こなしに動きが生まれ、着る人の気分を上げてくれる個性派ブランドです。 '90年代のストリートスタイルを再解釈するデザイン発想が、現在のファッション感覚にジャストフィット。異なる服を一着に融合させたり、古着のリメークのごとくアウターの着丈をばっさりと短くカットしたり、笑いを誘うユーモラスなアプローチも評判を呼んでいます。さらに重要なのが
〝桜色〟が腕元に華を添える、日本製の機械式。 岩崎 寛(STASH)・写真 photographs by Hiroshi Iwasaki 並木浩一・文 text by Koichi Namiki 高級腕時計に本格参入して2年目となるTASAKI。新コレクションに待望の「オデッサ クロノグラフ」が登場した。初のクロノグラフには初のブレスレットモデルもフィーチャー。コンビネーション・ブレスレット版では、ゴールド素材がオリジナルの〝SAKURA ゴールド〞である。もともと「オデッサ」は映画『戦艦ポチョムキン』に登場した都市の名。映画史上に名高い階段のシーンがイメージに重なるステップベゼルもまた、SAKURAゴールドに彩られる。「白にほんのり紅をさしたような淡いピンク」というTASAKI自身の表現の通り、可憐な桜の花を想起させる。 多くの人にとって、この腕時計の期待値は高い。昨年「オデッサ」のデビ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く