概況 2006年のISSCCは、3700人程度が参加したと見られ、9/11テロとバブル崩壊で落ち込む直前の2001年の3900人にかなり近づいてきた。景気が回復してきたということが主因であるが、採択論文数を増やすと参加人数が増えるという相関があるそうで、このところ採択論文数を増やしているのも効いているのであろう。しかし、並列セッションが多くなり、聞きたい論文発表が重なってしまったりするので、論文数の増加も良し悪しである。 ディジタル関係のセッションは、Gbit Transceiver、プロセサ、低電力マルチメディア、高性能ディジタル回路、電力マネジメント、SRAMとクロックやデータ伝送関係が2セッションと計8セッションである。 このところ、無線技術が広く用いられるようになり、今回もUWB、RFID、WLAN/WPAN、携帯電話用ビルディングブロック、そしてMobile TVの5セッションに