沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件のビデオとみられる映像がネット上に流出した問題で、アップした人物が使ったハンドルネームの「sengoku38」の「38」は中国南部・福建省沿岸で、人をののしる際につかわれる蔑称であることが分かった。 同じ方言を使う台湾関係者によると「38」は元来、女性に対する侮蔑を意味する言葉だったが、男性にも転用されて使われるようになったといい、極めて下品な表現にあたるという。 ビデオの流出をめぐっては、ハンドルネームの一部に名前を使われたとみられる仙谷官房長官が、「ハンドルネームにsengoku38とかいうのが出て流れている。真偽をちゃんと調査しなければいけないと思っている」と述べ、流出経路を含めて調査する考えを示している。