東京都は27日、過度の疲労で静養中の小池百合子知事が28日以降も入院を続け、数日間程度公務を外れると発表した。都によると、特定の病気や検査のためではなく、疲れが取れていないと医師が判断した。復帰時期は未定としている。公務は引き続き多羅尾光睦副知事が代行する。 小池氏は今月22日に入院。新型コロナウイルス対応や東京五輪・パラリンピックなど重要公務が重なり、その前週ごろから具合が良くなかったという。25日告示、7月4日投開票の都議選で特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の支援に入るめどは立っていない。 都内は新型コロナの新規感染者数が前週の同じ曜日から100人以上増える日が目立っており、急激なリバウンドの兆しが見られる。24日のモニタリング会議は小池氏不在で開かれるなど、都はトップを欠いたまま対策の検討を進めており、入院の長期化による影響も懸念されている。(共同)