2009年7月7日:大分トリニータに同情するのは簡単だ。順位表の一番下に張り付いたままだし、たくさんの故障者も抱えている。問題は彼ら自身が自分たちを憐れみすぎているということで、変える必要があるのは監督ではなく、気持ちなのである。 2週間前、等々力球技場で私は前記のような印象を抱いた。川崎フロンターレとの試合は、予想通り大分の負けだった。 選手たちがキックオフ前のウォームアップをしているとき、アウェーチームのベンチはまるでスポーツショップのようで、さまざまなトリニータのシャツが番号順に、すべてきれいにハンガーにかけられた状態で陳列されていた。最初、私はこれらのシャツは先発メンバーのシャツだと思った。キックオフの際に着るシャツを干しているのだと。しかし、実際のところ、それらのシャツはそこにいない選手、つまり故障欠場中の選手たちのもので、そのようなシャツがベンチの端から端までかけられていたので