全体最適から個別最適へ~アダプティブUXの全体像 さて、前半では「ABテストによる改善の限界」から「個々のユーザーによって機能・画面を出し分ける」というアダプティブUXの発想が生まれてきた経緯を説明した。 これをもう少し俯瞰的に捉えると、サービスが未成熟なうちは、全てのユーザーに対して一律に改善を行う「全体最適」で十分に成長することができるが、サービスが成熟してくると、それだけでは頭打ちになり、個々のユーザーに対する最適化、つまり「個別最適=アダプティブUX」の考え方が必要になってくるということである。 「アダプティブUX」は、リアル店舗の接客では当たり前にできている 個々のユーザーに合わせて“おもてなし”を変えるというアダプティブUXの発想自体は、特に目新しいものではない。むしろ、リアルな店舗での接客においては、当たり前に実践されていることである。 例えば中古車販売店での店員による接客を
![カーセンサー、ゼクシィのサイトが取り入れている「アダプティブUX」とは何か](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e84fc6ab06f31b2e64248cbfc92fe06deb5bab5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_ait.gif)