2012年01月26日02:15 カテゴリ坂本龍一 素直な坂本龍一 連載中の村上龍の小説「オールド・テロリスト」が面白くて、最近それを楽しみに「文藝春秋」を読んでいるのだが、今月発売の2月号の「坂本龍一60歳 還暦の悦楽」での「教授」の語り口にはある驚きを感じた。 あの坂本龍一が、40代初めの老眼に始まった自らの老いを中心に、私生活を含め、自分の半生をあきれるほど素直に語っているのだ。 若いころの自分について「教授」はこう語る。 ***** 若いころの私は体力も自信も溢れんばかり。生意気で唯我独尊、傍若無人で傲岸不遜。今の私が会ったら「貴様、いい加減にしろ!」と、まず一発ぶん殴ってやりたいくらいの人間でした。 <中略> 遅刻やすっぽかしもしょっちゅうでしたし、運転手が気に入らないとすぐに殴ったり蹴ったり。今思えばとんでもないことですし、私の理不尽な暴行に耐え切れず辞めていった運転手の人たち
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